今月、額に怪我を負った患者様が受診されました。
扉の角で額を強打し、写真の様な傷でした。「顔に傷なんて」と大変落ち込んだご様子でした。
写真の掲載を承諾頂きましたので、治っていく様子を掲載します。
↓【受傷翌日の写真】 当院受診
縦3㎝、横幅が2㎜ほどの圧裂創でした。縫合処置はせずに、毎日処置をする方法を、患者様に治療を選択して頂きました。
↓【3日後】 毎日、処置のために通院。
患者様「”かさぶた”がいっこうにできません。傷もずっと赤いままです。強打した部分も腫れてまだ痛いです。」
医師「傷跡が残らないように、”かさぶた”を作らないように処置しています。傷から出てくる滲出液を利用して、治癒するスピードを促進します」
写真では分かりづらいですが、傷の周りは盛り上がり青みがかっています。創傷被覆材を貼って、防水テープで保護しています。洗顔や入浴も可能です。
↓【8日後】今日から創傷被覆材をはがして、毎日の処置は終わりです。
医師「日光に当たらないようにUVケアをしっかりしてください。肌のターンオーバーの時期にきたら傷が徐々に目立たなくなりますよ。」
患者様「縫わずに済んで良かったです。途中はやはり縫った方が良かったのかと思いましたが、こんなに早く傷口が塞がるとは思いませんでした。”かさぶた”ができると、かゆくなるんですが、全くかゆくなりませんでした。」
打撲後の黄みがかった色ははまだ残っていましたが、次第に無くなっていきます。UVケアをしっかりして紫外線から傷もお肌もまもってくださいね。治療終了!